KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

近年、ツイッターやフェイスブックといったＳＮＳなどで写真や動画をアップする人が増えています。
良かれと思い投稿した写真などが、著作権侵害になる可能性があります。
そのような事に陥らないように、岡山県立大学では、弁護士を招いて著作権について公開講義が行われました。

この講義は、県立大の１年生を対象にした講義ですが、一般の人も受講できます。今年は、東京都で法律事務所の代表パートナーを務める福井健策さんを講師に招き、「９０分で学ぶ、情報発信に必須の著作権」をテーマに行われました。講義では、レポートを書いたり、ツイッターやフェイスブックなどＳＮＳを利用する機会が多い、大学生に向けて、著作権を侵害しないための知識を伝えました。著作権侵害は、最高で懲役１０年、あるいは、１０００万円以下の罰金またその両方が課されるという事で、福井さんは、「大麻を営利目的で譲渡する罪よりも法定刑としては重い罪だ」と訴えていました。学生は、日常生活で、多くの著作物に触れていることを改めて理解し、誰でも著作権を侵害する可能性があることを学んでいました。この講義は、学生の教養を高め、地域の文化向上を目的に、毎年開かれています。