倉敷市立美術館は、現在開催中の展覧会「池田遙邨名作選」にあわせ初の試みとして遙邨の絵画を基にした市立美術館オリジナルのマスキングテープを作り販売しています。
約8000点の池田遙邨の作品を収蔵する倉敷市立美術館は、今年の3月18日から「池田遙邨名作選」を開いています。この展覧会に合わせ市立美術館では、池田遙邨の絵画に描かれている動物や昆虫などをデザインしたオリジナルのマスキングテープを初めて作り販売しています。マスキングテープは、2種類で、遙邨の生誕122年と「倉敷市」50周年記念にちなみ、それぞれ172個限定1個300円で販売されています。明治28年(1895)倉敷市玉島乙島に生まれた池田遙邨は、昭和62年(1987)に文化勲章を受章した日本画家です。今回の「池田遙邨名作選」では、旅を愛し、数多くの心温まる作品を残した池田遙邨の魅力を紹介しています。中でも、「幻想の明神礁(みょうじんしょう)」に描かれている『クラゲ』「叢(くさむら)」の中で飛んでいる『蝶』真下から見上げるという斬新なアングルで描いている「錦帯橋」から見える『岩国城』大きな屋根の影をモチーフにした「影」と題した作品の中の『鳩』などは、マスキングテープにデザインされていてマスキングテープに遙邨作品の中から何がデザインされているかを探しながら鑑賞するのも面白い趣向となっています。池田遙邨名作選は、4月23日(日)まで前期展が開かれ4月29日(土)から6月18日(日)まで後期展となります。
倉敷市立美術館オリジナルmt作成・販売
【取材日】 2017年4月18日
【場所】倉敷市立美術館
【住所】倉敷市中央
池田遙邨名作選前期3月18日(土)~4月23日(日)
池田遙邨名作選後期4月29日(土)~6月18日(日)




