住民と議会のあり方について考える総社市議会主催の「議会フォーラム」が5日開かれました。
3回目となる議会フォーラム。今年9月の改選で総社市議会の定数が2減るのを踏まえ、市民がどう議会に参画すべきかをテーマに開催されました。元総務大臣・鳥取県知事で慶応義塾大学教授の片(かた)山善(やまよし)博(ひろ)さんを迎えた基調講演は、地方自治と議会のあり方、そして住民参画の方向性をテーマに展開されました。片山さんは議会の役割について、「重要な事柄を決めることで、それには責任が伴う」と強調。東京・豊洲市場の問題を例に挙げながら説明しました。また、地方議会で課題となっている住民の参加については、若い人にも関心が持てる改革の視点が必要だと指摘し、毎週、毎月といった通年議会の開催や、関心のある内容がいつ審議・議論・決定されるのかを分かるようにすることなどを提案しました。この後、市議会3つの常任委員会から活動報告がありました。総社市外の住民が予約制乗り合いタクシー「雪舟くん」を利用することに反対した経緯や、新しい学校給食調理場の建設に向けた執行部と議会のやり取りなどを説明し、フォーラムに参加の250人と意見交換しました。




