大原美術館で、作品解説とワークショップを組み合わせた新たな鑑賞支援プログラム事業「いこうdeオオハラ」がスタートし、第一弾のワークショップが開かれました。
ワークショップには、倉敷市内外から8組が参加しました。毎年夏に開催しているイベント「チルドレンズ・アート・ミュージアム」以外でのワークショップのシリーズ開催は、初の試みです。最初に、大原美術館のスタッフと対話しながら作品を鑑賞します。本館に展示しているクールベ、ル・シダネル、モディリアーニなどの親しみやすい作品から入り、参加者の表現力や発想力を高めていきます。作品鑑賞を通して感性を磨いた後、場所を移してワークショップのスタートです。今回は版画をつくります。ポリスチレン製ボードを版(はん)にして、さまざまな道具を使って模様を描きます。表裏それぞれに版を作ってから、一枚の紙に刷り重ねます。2つの色を重ねることで、思いがけない模様の版画が出来上がるのが、楽しみの一つだそうです。大原美術館では、今後もこのようなスタイルのワークショップをシリーズとして展開していく予定です。




