総社市の平成29年度当初予算案が発表されました。
「総社を変える本格予算」と名付けられた新年度予算案。一般会計の総額は、262億2000万円で、前の年と比べて3.7%、およそ10億円の減額です。減額となった要因は、一般廃棄物処理場の建設事業が完了したことや私立保育園の新設に一定の目途がついたためです。しかし、予算規模は縮小したものの、社会保障関連経費などが増加傾向にあることなどから引き続き、財政調整基金からの繰り入れが必要となっています。第2次総社市総合計画の2年目となる29年度も「全国屈指の福祉文化先駆都市の実現」と「グランドデザイン改革」の2つを柱とします。
「全国屈指の福祉文化先駆都市の実現」では、それぞれの施策を「福祉王国プログラム」と名付け充実を図ります。
主な事業は、ご覧の通りです。
★引きこもり支援事業に1300万円。
これは、総社市内の207人のひきこもりの社会復帰に向けた相談窓口の設置や就労支援にあてます。
★また、認定こども園施設整備事業に3500万円。
総社保育所と井尻野幼稚園を統合し、幼保連携型の認定こども園を設置します。
グランドデザイン改革変わって、グランドデザイン改革では、
★南北道整備関連事業に2億9100万円。
交通の利便性を向上させるため、刑部三須線をはじめとした南北道4路線の整備にかかる費用です。
その他そのほか、
★29年度中に目標達成が見込まれる障がい者千人雇用に2100万円。
★東西2つの学校給食調理場が老朽化したことから、2つを統合した共同調理場を新設するための費用に3億500万円などとなっています。
片岡聡一市長は、第2次総社市総合計画の本格始動となる来年度に向け意気込みを次のように話しました。
【インタビュー】総社市片岡聡一市長
平成29年度の当初予算案を含む議案41件は、27日開会の2月定例市議会に上程されます。




