うつ病について理解を深めてもらおうと「玉野こころの講演会」が開かれました。
この講演会は玉野市内外の医療機関や福祉施設などでつくる「玉野こころの健康を考える会」が毎年開催しています。15回目となった今回はうつ病がテーマで、玉野市宇野でうつ病に特化した職場復帰支援事業所を運営する青井洸さんが講演を行いました。青井さんは「働くことと心の健康」と題し、2008年に国内でうつ病と診断された人が100万人を超えたこと、15人に一人は生涯に一度はうつ病になる可能性があることなどを紹介しました。また大手広告会社の社員が過労の末、自殺した事件をあげ、いま職場でのメンタルヘルスの重要性が高まっていることや、社員一人が1年間休職した場合、年収の2倍の損失が生じることなどを説明しました。この日会場は満員となり、訪れた人は青井さんの話に真剣に耳を傾けていました。




