玉野市立大崎小学校で児島湖のヨシを使った工作体験教室が開かれました。
この工作体験教室は児島湖の環境保全に関心を持ってもらおうと岡山県が実施しているものです。県では毎年、児島湖の水質保全のためヨシの刈り取りを行っており、その一環として県内の高校や小学校を対象にヨシの刈り取り体験や工作体験を行っています。今回は琵琶湖の環境保全活動に携わっている滋賀県の「ヨシネットワーク」のメンバーを講師に招き、大崎小の３年生１５人が児島湖のヨシを使ったフォトフレームづくりを行いました。児島湖のヨシは細いため、はさみで切ると飛んでいったり、接着剤でうまく貼り付けることができないなど難しい作業が続きましたが、児童は集中して自分達の作品を完成させていました。また、琵琶湖で刈り取ったヨシを使った笛づくりにも挑戦し、出来上がると音が鳴るように何度も吹き方を練習していました。その他、風船でヨシの笛を鳴らすおもちゃも作り、児童たちは繰り返し音を鳴らして楽しんでいました。ヨシはリンや窒素を吸収して水質を浄化するため、県では児島湖のヨシが新しいものに生え変わるこの時期に、毎年伸びたヨシの刈り取り作業を行っています。
