倉敷市は、女性の活躍推進と働き方改革の機運を高めることを目的に「ワーク・ライフ・バランス推進セミナー」を開催しました。
倉敷市が初めて開いた「ワーク・ライフ・バランス推進セミナー」には、市内外の事業主や人事・労務担当者など約200人が参加しました。セミナーでは元 東レ経営研究所社長佐々木常夫さんを講師に迎え「個人も組織も成長する働き方改革」と題する講演が行われました。講師の佐々木さんは、家庭では、自閉症の長男と肝臓病とうつ病を患う妻を抱えながらも会社の仕事では、残業ゼロや破たん会社の再建など大きな成果を出し、2001年に東レの取締役、2003年に東レ経営研究所の社長に就任しました。「仕事と生活の調和」といわれるワーク・ライフ・バランスは、自分の仕事が定時に終わって自分の生活を充実しようとするものではなく、個人も組織も共に成長するものであって、仕事の改革があって初めて実現できる経営戦略であると自論を述べました。その上で、職場における働き方を変えていくのは、どのような人生を送りたいのかという個人の生き方や意識改革にあると指摘しました。セミナー参加者は、仕事のやり方や働き方を見直すきっかけやヒントにしていました。
ワーク・ライフ・バランス推進セミナー
取材日 2017年1月25日
ライフパーク倉敷(倉敷市福田町古新田)




