岡山市出身の写真家、古山コスミさんの写真展が旧倉敷中央画廊「ワイン&アート ふじの月」で開かれています。
「記憶の残滓(ざんし)」というテーマの今回の写真展には、写真や写真をプリントしたスカーフなどおよそ70点が展示されています。一つひとつの作品にタイトルはつけられておらず、薄れたり、誇張されたり、入れ替わったりする記憶のあいまいさがギャラリー全体で表現されています。ドイツで目にした地面や煙といった何気ない風景や、散り際のバラを時間や場所を変えて撮影した作品など、古山さん独特の感性が表現された作品が並んでいます。また、古山さんの写真を友人がペーパークラフトに仕立てた作品もあり、一味違った写真の表現を楽しむことができます。古山コスミさんの写真展「記憶の残滓」は18日、日曜日まで旧倉敷中央画廊の「ワイン&アート ふじの月」で開かれています。




