倉敷運動公園で、核や生物・化学によるNBC災害を想定した大規模訓練が初めて行われました。
NBC災害訓練は、倉敷運動公園の球場内で、何者かがペットボトルに入った猛毒をまき散らし、負傷者が相次いでいるとの想定で行われました。NBC災害とは、放射性物質や細菌、化学物質などによる特殊災害のことで、事件、事故、テロリズムなどを含みます。訓練には、倉敷市消防局や倉敷市スポーツ振興財団から64人が参加しました。球場職員から通報を受け駆け付けた消防局の隊員はただちに指揮本部や除染のためのテントなどを設置。防護服を着た隊員が、ペットボトルのある現場に駆け付け、化学物質の検出や負傷者の救助に当たりました。その後、2次被害を防ぐため、負傷者や防護服を着た隊員の除染を行い、重症度で処置の優先度を判断するトリアージ訓練などが素早く繰り広げられました。
【インタビュー】倉敷市消防局肥塚修治副参事




