三井造船玉野事業所で建造が進められていた巡視船「よなくに」の引渡し式が行われました。
玉野事業所内で行われた引渡し式には、事業所の所員や海上保安庁の職員などおよそ60人が出席しました。玉野事業所の田口昭一所長から海上保安庁装備技術部の山崎壽久部長に引渡し書がおくられました。山崎部長は、出席した「よなくに」の乗組員に対し「国民の安全安心に向け、業務に邁進してください」と長官訓示を代読しました。1000トン型巡視船「よなくに」は全長96メートル、幅11.5メートル、総トン数1500トンで、30ミリ機関砲や遠隔放水銃などを備えています。また、遠方の海上までを記録撮影することができる高性能カメラが搭載されています。総建造費は57億円です。「よなくに」は、石垣海上保安部に配属され、尖閣諸島の領海警備のほか、管内の一般の取り締まりや海難救助などに当たります。




