一年に一度開催される学校給食の全国大会「全国学校給食甲子園」というのをご存じでしょうか。11回目の今年、全国6ブロックの代表12校で競う決勝大会へ倉敷まきび支援学校が県内で初めて出場することになりました。全国大会に挑む倉敷まきび支援学校チームをご紹介します。
全国の学校給食に提供される献立を競う全国学校給食甲子。2004校が応募する中、中国・四国ブロック代表に倉敷まきび支援学校が 選ばれました。決勝大会に挑むのは、栄養教諭の横山宏子さんと調理員の中村花子さんの二人です。2014年4月に開校した倉敷まきび支援学校では、栄養教諭をはじめ8人の調理員が1日、485食の給食を作っています。地場産物を活かした我が校の自慢料理がテーマの今年の大会にエントリーした献立は、下津井たこめし、宝嶋寺漬け、呉汁、磯の松風ケーキです。第一次から第四次までの書類審査を経て中国・四国ブロックの代表に選ばれたのは、岡山県内では初の快挙です。
【インタビュー】倉敷まきび支援学校・佐藤一法校長
決勝大会では、2人1組でエントリーした献立を1時間以内に6人分調理し後片付けまで行います。味はもちろん学校給食衛生管理基準に従って調理過程や衛生管理なども採点されます。制限時間内に完成させるため調理手順や動作確認など大会本番に向けた練習が繰り返し行われました。
【インタビュー】倉敷まきび支援学校栄養教諭・横山宏子さん
それでは、エントリーした献立をご紹介しましょう。
下津井たこめしは倉敷市下津井の名物タコを使った炊き込みご飯。
倉敷市連島町にあるお寺宝嶋寺の名前をつけた宝嶋寺漬けは、農協婦人部が考案した連島特産のレンコン、ゴボウと船穂町特産の干し大根花切り大根と瀬戸内のしらす干しを使った和え物です。
昔ながらの伝統食の呉汁は、すり潰した大豆が入った味噌汁です。具材には、真備町で採れたニンジン、ダイコン、サトイモを使い牛乳を少量入れて大豆の臭みを和らげています。
磯の松風ケーキは、ユズと赤みそ、ゴマの風味がきいた米粉の蒸しケーキです。
【インタビュー】調理員・中村花子さん 栄養教諭・横山宏子さん
12月3日、4日東京の女子栄養大学で行われる
国学校給食甲子園決勝大会倉敷まきび支援学校の健闘を祈ります。
全国学校給食甲子園初出場・倉敷まきび支援学校
取材日 2016年11月11日
取材場所 倉敷まきび支援学校(倉敷市真備町箭田)




