岡山県伝統工芸品に指定されている「倉敷はりこ」の来年の干支・酉をかたどった張り子作りが最盛期を迎えています。
縁起物として人気の高い干支の張り子を制作するのは、倉敷はりこ5代目生水洋次さんです。倉敷市笹沖にある工房では、7月から和紙を重ねて形を作る作業が始まり、今色付けのピークを迎えています。鶏をかたどった酉の張り子は、高さ8センチ、横10センチで、赤や黄色など鮮やかな色合いで新年のおめでたい雰囲気が表現されています。作品は、1つ1つ手作業で作られていて、温かみの感じられるふっくらとした可愛らしいものとなっています。今回は来年用の年賀切手のデザインに起用されたこともあり、すでに全国各地から注文が殺到しているそうです。新年を迎える風物詩ともなっている干支の張り子づくりは年末いっぱい続き、およそ700個を作る予定です。




