倉敷市水島の石油コンビナートで大規模災害を想定した防災訓練が行われました。岡山県石油コンビナート等防災計画に基づいて行う、県や倉敷市の防災機関が一体となっての訓練です。「南海トラフを震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、倉敷市では、最大震度6強を観測。JXエネルギー水島製油所で災害が発生した」との想定で始まりました。原油タンクから発生した火災をJXエネルギーの自衛消防隊や倉敷市消防局が共同で消火活動にあたり、原油タンク付近で負傷した従業員の応急処置や搬送を行うなど、各機関が連携して訓練が進められました。海上では、原油の流出を想定し、オイルフェンスを素早く張っていき、拡散を防ぐ作業を水島海上保安部の消防艇が行いました。訓練には262人が参加、最後に県石油コンビナート等防災本部長の伊原木隆太知事が「日頃の訓練がいざという時の役に立つ実践的な訓練になっていることが大切だ」と訓示しました。
(取材日)11月11日
(取材場所)JXエネルギー株式会社水島製油所(倉敷市水島海岸通)
(放送日)11月14日




