JR西日本と警察・消防が連携して、宇野駅周辺での大地震を想定した対応訓練が行われました。
訓練は、宇野みなと線の下り普通列車が走行中、震度6強の地震が発生し、宇野駅の手前で緊急停止したものの、脱線したという想定で行われました。司令室との無線が途絶えたため、運転士は直ちに車掌や、たまたま乗り合わせたJR社員と協力して、車内にいる乗客の安否を確かめます。乗客26人のうち負傷者が数人いて、車椅子の人や目の不自由な人なども乗り合わせていることがわかりました。続いて消防・警察が現場に到着し、連携して負傷者の救助にあたります。2時間後に3mの津波が襲う恐れがあることから、乗客を素早く車両から降ろしました。そして駆けつけたJRの社員が、避難場所となる県立玉野高校へ誘導しました。この訓練は、東日本大震災をきっかけに、南海トラフ地震が起きる可能性が高まったのを受け、JRと地元消防・警察で毎年行っています。




