地域に残る古い住宅の再生を進めようと、古民家鑑定士の育成のための実技講習会が、倉敷市内で初めて開かれました。
参加したのは、古民家の再生に関心のある岡山県内の建築・不動産関係者15人です。早速参加者は、倉敷市内にある築70年以上という木造2階建ての古民家で、部屋の間取りや天井、床の高さなどを測り、設計図を作成しました。その上で、環境性能や建物構造など、512項目にわたって調査を行いました。講習会を企画した一般社団法人岡山県南部古民家再生協会によると、古民家鑑定士の資格を持つ人は県内で120人いるそうです。しかし、古民家の数は5万件を超え、鑑定士が調査に入る前に解体する建物も多いということです。




