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倉敷でローカルサミット開催

今年5月、倉敷ではG7倉敷教育大臣会合が開かれましたが、先週、もうひとつのサミットが倉敷で開かれました。その名もローカルサミットです。どんな会合だったのか取材しました。

地域の活性化を志す人たちの交流の場として、2008年にスタートしたのが、ローカルサミットです。北海道の十勝で初めて開催され、今年は倉敷での開催となりました。9回目です。本会議開催前には、倉敷や高梁川流域を全国各地から集まる人たちにより知ってもらおうと視察ツアーも行われました。倉敷市児島には、群馬県高崎市からまちづくりに関心のある6人が訪れ、児島の繊維産業の一部を見学しました。児島で2軒しかない真田紐の製造会社のうち、江戸時代から続くのが三福織物です。ツアーの一行は、真田紐の織り機を見て感嘆の声を上げます。児島のものづくりの一端に触れ、様々なアイデアやヒントも浮かんだようでした。

ローカルサミット3日目、「流域から考える多様なつながり」を統一テーマに8つの分科会が設けられました。そのうちの一つ、風土・思想と環境などを含め、地域経済の循環作りについて話し合ったのが倉敷市酒津での分科会です。県内外から大学生やまちづくりに関心のある人たちおよそ70人が参加しました。命と水の現場である高梁川や酒津配水池の視察からスタートです。酒津でホタルの復活に取り組んでいる団体の武内立爾代表の案内で、酒津地域の魅力を歩いて感じてもらいます。ものづくりの拠点施設として整備されている旧原田邸を会場に事例発表や意見交換が行われました。発表を行ったのは東京経済大学の学生や旧原田邸オーナーの辻信行さんなどです。研究発表や講演の中から参加者はそれぞれの地域でのまちづくりのヒントをみつけ、思いを強くしたようです。

ローカルサミット最終日となった11月6日。8つの分科会からの報告や若者からの提言が行われた後、総括セッションとしてこれまでのローカルサミッと開催地の市長や地元倉敷の有識者などが意見を交わしました。最後に若者たちの意見に真摯に耳を傾け、大人たちが勇気をもって今を変えるため行動することを盛り込んだ「ローカルサミットin倉敷おかやま宣言」をまとめ閉幕しました。
「多様な活動をしている人たちがつながって交流し、語り合い新たな未来を作っていく」次世代を担う若者たちにまちづくりの志をつないだ倉敷でのサミットとなりました。

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  • 放送日:2016/11/09(水)
  • 担当者:都間裕子
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