倉敷市立美術館のエントランスホールで岡山ゆかりの若手作家のアート展が開かれています。
「もやのただよふ」と題したアート展を開いているのは、現在、岡山県立大学デザイン学部造形デザイン学科の助教を務める樫尾聡美さんです。建築家丹下健三設計で知られる打放しコンクリートの空間に不思議な模様が描かれた円錐形の布のオブジェが天井から落ちていている様子を表現しています。ピンク、パープル、ブルー、エメラルドグリーンで染色された木綿の生地にシルクスクリーンで施された模様は、「アカボシゴマダラ」と呼ばれる外来種の蝶をモチーフにしたもので森の中で漂うしずくのようにもみえます。
【インタビュー】染色作家・樫尾聡美さん
2014年の岡山県新進美術家育成I氏賞・奨励賞を受賞している樫尾聡美さんの「もやのただよふ」は12月25日まで倉敷市立美術館エントランスホールで開かれています。
もやのただよふ
2016年11月8日(火)
倉敷市立美術館(倉敷市中央)~12月25日(日)




