倉敷市中島の真言宗の寺実際寺で郷土の偉人三島中洲(ちゅうしゅう)の書や仏像彫刻愛好会の作品展示会が開かれました。
幕末期から明治、大正と活躍した倉敷市中島出身の漢学者三島中洲ゆかりの寺実際寺では、毎月第２土曜日に「郷土を学ぶ会」を開き郷土の偉人・三島中洲の研究や顕彰活動を行っています。客殿で開かれた展示会では、三島中洲が書き記した掛軸や額装、屏風などを公開しています。今回も、８３歳の中洲が桜、朝顔、牡丹、菊の花の情緒を詩文で表現した屏風をはじめ１５点が展示されました。また、仏像の彫刻師大橋渉(わたる)さんを講師に月２回のペースで学んでいる教室生１０人の作品では、不動明王、阿弥陀如来といった仏像彫刻約３０点が並びました。なお、この展示会は、毎年１１月２日、３日に行われる倉敷市西阿知町の熊野神社の秋まつりにあわせて開かれています。
倉敷市中島の実際寺で三島中洲書展示会
２０１６年１１月２日
実際寺 （倉敷市中島）
