南海トラフ地震を想定した大規模災害の対応訓練が、水島協同病院で行われました。
訓練は平日の午後、和歌山県沖を震源に、倉敷市で震度6弱の地震が発生した想定で行われました。まずは、病院スタッフが災害対策本部に集まり、情報収集にあたりました。職員や入院患者の安否や設備の被害状況など、各部署から集まったチェックリストをもとに取りまとめます。これにより、病院としてどれだけ救急患者の受け入れが可能か体制を把握していきます。しばらくすると、病院に次々と負傷者が駆け込んできます。医師、看護師、事務職員が役割分担しながら 負傷者の治療の順番を決める=トリアージを行いました。本番さながら、素早くけがの程度を判断し、処置室に移します。また訓練には、倉敷中央病院の災害派遣医療チーム=DMATも参加し、治療の手順を確認しました。水島協同病院では、2012年から大規模災害での対応方法について研修を重ねていて、訓練の実施は2回目です。




