15日・16日開催の「倉敷屏風祭」を前に美観地区の大原邸ではプレオープンとして屏風が公開されました。
国の重要文化財大原邸の玄関脇の店(みせ)の間(ま)に展示された屏風は、青森県出身の木版画家棟方志功が昭和15年(1940年)に手がけた作品「御群(おんぐん)鯉図(りず)」です。池に見立てた屏風の中を紅い錦鯉がぴちぴちと泳ぎ回る姿を勢いのある肉筆で描いています。たて170センチ、横3メートル71センチの六曲1隻の屏風は、大原孫三郎の還暦の祝いか、あるいは、息子 總一郎の32歳の誕生日祝いの贈り物とされているものです。
【インタビュー】倉敷屏風祭実行委員会・岡 荘一郎 顧問
倉敷屏風祭で大原家所蔵の棟方志功の屏風が展示されるのは、去年に続いて2度目ですが、倉敷美観地区を訪れた観光客などが一足早く公開された屏風を鑑賞していました。15回目を迎えた倉敷屏風祭は、15日(土)と16日(日)の2日間、倉敷市本町・東町など美観地区界隈で行われます。




