岡山県立玉野高校は地域の親子を対象に理科と家庭科を融合させた料理教室を開きました。
この教室は玉野高校が地域に向けた社会貢献活動を率先して行おうと今回初めて開いたものです。「寒天とゼラチンの違いって何?」というテーマのもと、はじめに玉野高校で物理を担当している藤田学先生が、海藻から作られる寒天と、タンパク質を主な成分とするゼラチンの違いについて説明しました。その後、参加した親子は実際に寒天から心太(ところてん)や羊羹をつくったり、ゼラチンを使ったゼリーづくりなどに挑戦しました。ゼリーづくりでは紙コップに入れたゼラチンに味付けとしてカルピスやコーヒーを入れ、子ども達は甘い香りに喜びながらゼリー状に固まるまでスプーンで熱心にかき混ぜていました。また心太が固まると天突きで押し出して細い糸状に切り出し、酢じょうゆやカラシをつけて食べそれぞれの食感の違いなどを確かめていました。また授業で物理を選択している玉野高校の生徒も料理を手伝い、参加した親子は玉野高校の先生や生徒と交流しながら教室を楽しんでいました。




