玉野市の障がい者支援施設で刃物を持った不審者の侵入を想定した防犯訓練が行われました。
訓練は、玉野警察署と障害者支援施設のぞみ園との協働で初めて行われました。男性警察官扮するサングラスを掛けた不審者は、知り合いの面会に来たと施設内に入ります。不審に思った職員が玄関の外へ誘導すると大きな声を上げたので施設内の他の職員に非常事態を知らせ警察へ通報するよう要請しました。しかし、逆上した不審者は、刃渡り20センチの短刀を振りかざし暴れ始めました。110番通報訓練では、不審者の身長、年齢など特徴や様子を伝えていました。障害者支援施設のぞみ園では20代から70代の重度の知的障害者約80人が入所しており、訓練では、不審者の危害が及ばない安全な場所への避難誘導も行われました。短刀を持って暴れる不審者に対し、3人の職員が傘とホウキで応戦している間に通報を受けて2人の警察官が駆けつけ、不審者を取り押さえて訓練を終えました。
【インタビュー】のぞみ園・濵川雅夫園長
今回の訓練は、7月26日に神奈川県相模原市で発生した障害者福祉施設殺傷事件を受けて初めて行われたもので、訓練に臨んだのぞみ園の職員は凶器を持った不審者侵入時の対応法を習得していました。
障がい者施設で不審者侵入想定の防犯訓練
2016年9月6日
障害者支援施設のぞみ園(玉野市木目)




