倉敷市は、６月補正予算案を発表しました。
当初予算が市長選挙前の骨格予算だったため、新規事業費や伊東市長が公約に掲げている施策を推進する事業費を中心に盛り込まれています。
公約すべては反映させられていないが５項目ある程度はできたかと思う一般会計の補正額は、５９億５１４０万円あまりで補正後の総額は１７２８億６５４４万円あまりとなりました。これは前年度と比べて５・２％減少で小中学校の耐震化や消防通信指令システムの更新など規模の大きな事業が完了したことが要因です。主な事業や新規事業としては燃費偽装問題で生産停止が続いている三菱自動車関連中小企業融資事業に２億１０１４万円、倉敷市内４つの給食共同調理場を集約した、新共同調理場整備事業に１１億３９１０万円などとなっています。
市長公約のうち、子育てに関する事業としては保育士確保対策事業として保育士の事務負担を軽減するための保育業務支援システムや事故防止用ビデオカメラの導入に対しての補助金として保育園と認定こども園４０園分、４４００万円放課後児童クラブ施設整備に１億４８１６万円などとなっています。
伊東市長は、待機児童対策として保育園の新設・増設の募集を始めたことを説明しました。
公募しているのは、待機児童の多い老松・大高小学校区の一部や中島・西阿知小学校区の一部など市内４地区で新設または増設により保育所または認定こども園を整備・運営できる事業所です。現在数件の問い合わせがあるということで、審査会の審査を経て平成３０年４月の運営開始を目指します。６月補正予算案は、９日開会の倉敷市議会６月定例会で審議されます。
