総社市新本地区に伝わる供養祭「義民祭」が23日に行われました。
義民祭の由来は、江戸時代中期までさかのぼります。当時の新本地区を治めていた岡田藩は住民の糧であった山への立ち入りを禁止しました。そこで、村を守るため住民4人が藩主のもとへ直訴に行き、命と引き換えに山を取り戻しました。
義民祭は、義民4人の霊を弔うための供養祭です。小学校の裏山にある義民社では、4人衆の子孫や地元関係者が参加して、慰霊法要が行われました。また、新本小学校の体育館では、全校児童によって、オペレッタ「義民さま」が上演されました。新本小学校では、義民祭の歴史や4人の思いを受け継ぐため、毎年オペレッタを行っています。
その後、運動場では大勢の地域住民が参加して義民四人への感謝の思いを込めた供養踊り「義民踊り」を踊りました。なお義民祭の模様は、8月2日から放送の「そうじゃこのごろ」で詳しくお伝えします。




