倉敷市立短期大学の服飾美術学科と４年課程の専攻科の学生たちの卒業・修了制作展が、倉敷市立美術館で開かれています。
この制作展は、卒業を控えた服飾美術学科２年生５９人と専攻科２年生５人でつくる実行委員会が主催して毎年開いているものです。会場には学生たちが服飾美術学科で勉強してきたファッションや、デザイン、アートに関する作品が展示されています。作品は、服飾造形、ビジュアルアート、空間デザインなど８つの分野で、ドレスや子ども服のデザインから、照明のオブジェ、ディスプレイなど多種多様です。実行委員長を務める専攻科の秋風有未さんは、草木染めした木綿や絹などのハギレを縫い合わせたドーム型の移動式住居「コロニー」を制作し、他人と自分の間にできる仮面を表現しています。２年間、あるいは４年間の学生生活の中でモノづくりの難しさを実感しながらそれぞれの目標に向かって取り組んできた集大成です。倉敷市立短期大学服飾美術学科の卒業・修了制作展は２８日まで倉敷市立美術館で開催されています。
