玉野市ではきのう23日、岡山県商工会議所女性会連合会が主催する人権についての講演会が開かれ、女性経営者など多くの人が参加しました。
講演会に招かれたのは、社会福祉法人岡山県視覚障害者協会理事で、県立岡山盲学校の講師でもある竹内昌彦さんです。竹内さんは小学生の頃、網膜はく離によって、視力を失いました。学校でいじめに遭うなど、日常生活の中で障がい者として差別され、大変苦労してきたそうです。しかし、障がいを受け入れポジティブに生きていくことによって、多くの仲間や恩師と出会い、充実した人生を送ることができていると話しました。視覚障がい者の立場から周囲の人に気をつけて欲しいこととして、「点字ブロックの上には絶対に自転車を置かないで。困っている視覚障がい者を見かけたら迷わず声を掛けてください」と強く訴えかけました。およそ200人の参加者は、竹内さんの温かみに溢れ、時折りユーモアも交えた話に聞き入っていました。




