倉敷市の水島工場地帯にある化学メーカー、日本ゼオンは粘着剤や接着剤の主原料となる製品などの生産増強工事を行いました。
増強工事が完工したのは、紙おむつや粘着テープなどの主原料となる工業用素材のプラントとスマートフォンなどの液晶画面用光学フィルムの主原料を製造するプラントでそれぞれ年間4万2千トンから6万トン、3万1千トンから3万7千トンに既存のプラントを増強しました。竣工にあたり日本ゼオンの古河直純会長が会見し、現在試運転中の2つのプラントは8月からフル稼働の体制に入ると説明しました。
役員や水島工場の社員などおよそ40人が出席して神事も行われ、竣工を祝いあいました。
今回の生産能力増強は、粘着剤や接着剤、医療検査機器市場の需要が拡大していることや新規用途への展開を見込み、100億円以上かけて行われました。




