源平合戦ゆかりの寺倉敷市藤戸町の藤戸寺で、恒例の沙羅の花を観る会が開かれました。
純白の5枚の花弁もつ清楚で可憐な花。これが平家物語に「沙羅双樹」としてうたわれたナツツバキの花です。ナツツバキは、朝咲いて夕方には花を落とすことから世のはかなさの象徴とされています。源平合戦の戦死者を供養した藤戸寺では、50年ほど前から客殿の中庭に約10本の沙羅の木を植えています。毎年、6月上旬から美しい花を咲かせています。今年も見ごろを迎え客殿を解放して33回目の沙羅の花を観る会を開きました。客殿では、藤戸寺の北村増栄名誉住職により花供養が行われたほか源平藤戸合戦の絵図をはじめ源氏の武将 佐々木 盛綱や合戦戦没者の位牌、沙羅の花にまつわる花器や掛け軸などが展示されました。
【インタビュー】藤戸寺 北村増榮名誉住職
訪れた人たちは沙羅の花を楽しみながら源平合戦ゆかりの藤戸の歴史に思いをはせていました。藤戸寺の沙羅の花を観る会は26日まで開かれます。
『倉敷・藤戸寺沙羅の花を観る会』
取材日時 2016年6月23日(木)
取材場所 藤戸寺(倉敷市藤戸町藤戸)




