保育士確保にむけて倉敷市の民間保育所協議会は合同説明会を開き学生や潜在保育士にむけて園の魅力や職場環境などを説明しました。
説明会は倉敷市民間保育所協議会が加盟する保育園に協力を呼び掛けて年に1度実施しています。今年は倉敷市と早島町から民間保育園と認定こども園あわせて51園が集まり、保育士を目指す学生などに勤務や給与、園内の雰囲気や保育方針などについて丁寧に説明していました。
待機児童問題として保育士不足をどう解消するか全国的にも課題となっていますが、保育の世界を目指す学生は長時間労働や低賃金よりも人間関係を一番に考える人が多いようです。こうした考えは学生だけでなく結婚や出産で退職し保育現場に復帰していないいわゆる潜在保育士が再就職に結びつかない理由にもあげられます。
倉敷市では去年4月潜在保育士が復帰しやすいよう保育士・保育所支援センターを設置しました。50人程度が相談に訪れ、このうち8人が職場の実習体験を行い現場復帰しています。
倉敷市や民間保育所協議会などでは各園の魅力発信としての説明会と支援センターを活用して課題解決をしていくことで今年度も待機児童問題の解消に粘り強く取り組んでいきます。




