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芸科大・登り窯で岡田教授退任記念窯焚き

全国でも唯一大学のキャンパス内に設置されている倉敷芸術科学大学の備前焼の登り窯で今年の3月、岡田教授の退任記念として窯焚きの特別体験会が行われました。

2016年3月、倉敷芸術科学大学芸術学部陶芸コースの登り窯で特別な窯焚きが行われました。備前焼作家岡田輝教授の指導のもと3月19日から21日まで3日間かけて作品の窯詰め作業が行われました。
【インタビュー】備前焼作家・岡田輝教授
2002年9月、倉敷芸科大の開学から7年目の秋、全国で初めて大学の敷地内に備前焼の登り窯が設置されました。高さ1・8メートル 幅2メートル 奥行8メートル ウドとケドの2つの部屋をもつ登り窯です。岡田教授の退任記念として特別に行われた窯焚きでは、岡田教授の作品を中心に初めて窯焚きを体験する学生から卒業生など8人による約800点が窯詰めされました。 釉薬を使わない備前焼にとって窯詰め作業は、窯焚きと同じくらい焼き上がりを左右する重要な工程です。芸科大の卒業式から一夜明けた3月24日、登り窯の火入れが行われました。備前焼の窯焚きでは、赤松が薪として使われます。窯焚きは、3月24日から一週間3人一組で24時間三交替で行われました。窯の温度が1100度まで上昇すると割木をくべる本数やタイミングを調整しながら1200度を上限に一定の温度を保ちます。じっくり高温で焼きしめることで窯変が起こり、さまざまな焼き色や模様が生まれます。火入れから1週間一番窯のウドの焚き口は塞がれ二番窯のケドだけが焚かれていました。酸素をとりこみながら静かに焼成が行われました。火を止めてから1週間あまり窯の内部の温度をゆっくりと下げていき、窯出しの日を迎えました。初窯から15年これからも倉敷芸科大の登り窯から多くの作家や優れた作品が生まれることを期待します。

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  • 放送日:2016/05/23(月)
  • 担当者:中塚美佐子
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