彫刻家・瀬辺佳子さんの個展が倉敷市中央のギャラリー倉敷で行われています。
彫刻家・瀬辺佳子さんは愛知県名古屋市出身で15歳で粘土を使って形を作っていく彫刻の世界に足を踏み入れました。東京芸術大学で専門的に学びブロンズ彫刻を50代まで続けましたが色のある彫刻作品を作ろうとブロンズから樹脂石膏へと作品素材を変えて現在は、デザインするときの気持ちを形と色で表現しています。展示されているのは近年、作ったもので大小あわせておよそ30点です。そのなかで一際目を引くのは作品名「泥守り」です。15歳から粘土に触れてきた瀬辺さんが粘土の神様を表現しました。作品の厚みは薄く、それでも立体的に見せるという矛盾や今にも倒れそうな不安定な感じを作品の魅力として作りました。他にも展示された作品は瀬辺さんのこだわりが形として表現されています。彫刻家・瀬辺佳子さんの個展は倉敷市中央のギャラリー倉敷で今月29日(日)まで開かれています。




