倉敷市学童保育連絡協議会が学童期の子どもの発達についての研修会を開きました。
研修会には、倉敷市や総社市の放課後児童クラブの指導員らおよそ100人が参加しました。会では、中国学園大学子ども学部の講師で、発達心理学を専門にしている富田 昌平さんを招き、子どもたちの発達段階とその課題についての話を聞きました。10歳前後の子どもは「ギャング・エイジ」と呼ばれ、親密な仲間関係による強い集団意識が生まれ、社会性が発達する頃とされています。富田さんは、「友達との関係が活発になる小学3・4年生の頃が最も子どもらしい時期。子どもとしての人格が完成し、心理的・人格的に安定期になる」と説明しました。そして「この安定期に尊敬できる大人が周りにいることが重要で、その後の人格形成に大きく影響する」と話し、子どもたちにとって身近な大人である指導員がその立場になることの大切さを訴えました。参加した指導員たちは、今後の学童保育の参考にしようと熱心に耳を傾けていました。




