玉野市は、市立玉野商業高校に来年度から工業系企業へのインターンシップを導入するなど、カリキュラムを一部変更する方針を示しました。
この日、玉野市立玉野商業高校に工業系学科導入を検討するプロジェクトの初会合を開き、黒田晋市長をはじめ、三井造船やトンボなど市内大手製造業や関係団体の担当者が出席する中で、市の教育委員会が内容を説明しました。当初工業系学科の新設を目指していましたが、設置から卒業生を出すまでに年数がかかること、設備投資の額が膨大で教員の確保もただちに難しいことを挙げました。そこで、来年度からすぐ実施できる施策として、工業系企業へのインターンシップを夏休みに実施するなど、カリキュラムを一部変更する案を示しました。この取り組みを通じて、工業系企業の内定者数をこれまでの10%台から30%台、人数にして30人から40人にする目標を掲げます。これらの方針について、出席者からの異論は無く、早速取り組むよう期待する声が相次ぎました。今後は、インターンシップの協力企業を探すほか、カリキュラムの編成作業に入り、玉野商業高校は、来年度から新たなスタートを切ることになります。




