総社市久代の真言宗のお寺、勝福寺で日本の伝統文化や伝統工芸に触れる「寶燈展(ほうとうてん)」が開催されました。
七回目となった「寶燈展」では倉敷市の木工芸家、林鶴山の作品およそ50点が展示されました。林鶴山はひとつの木をくりぬいて皿や盆などをつくる刳物(くりもの)を得意とし、今回の展示では茶杓や茶卓のほか、食籠(じきろう)と呼ばれる菓子入れといった茶道の道具や、香炉や線香をのせる香盤(こうばん)、食事をのせる懐石盆などが並びました。また林鶴山が南画で描いた四季の図やこの日のために描いた菖蒲図も披露されました。訪れた人は日本伝統工芸の名品の数々をじっくりと味わっていました。




