4月1日から大型観光企画「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」がスタートしました。それにあわせて岡山の一大観光地倉敷美観地区でも、新たなおもてなしが始まっています。
9年ぶりに岡山県全域で、3ヶ月間展開されるデスティネーションキャンペーン。美観地区を訪れる観光客へのおもてなしスポット、倉敷館観光案内所では、このような取り組みがはじまりました。倉敷館では、デスティネーションキャンペーンにあわせて、美観地区の町並みに調和したおもてなしをしようと、制服を一新しました。大正ロマン漂う洋風木造建築にマッチした矢がすりの袴。今テレビドラマでも注目されている袴スタイルは、外国人の観光客にも人気を集めそうです。そして、おもてなしの取り組みがもう一つ。倉敷市中心部の街歩きに便利な「てくてくマップ」に、英語版が登場しました。外国人観光客の増加に対応したもので、文化施設はもちろん、飲食店やホテルまでおよそ250の施設を掲載しています。日本文化を堪能できる銭湯や、海外のキャッシュカードが使えるATMを設置したコンビニエンスストアも地図上で案内しています。このほか、デスティネーションキャンペーンの一環で、倉敷発祥のマスキングテープ「mt」のデザインを施したレンタサイクルが登場。美観地区を巡る人力車も、mtのデザインに染まりました。9年前のキャンペーンでは、主要施設の入り込み客数が県全体で前年比9・3%増加、経済波及効果が58億円という実績を残していて、今回も県内の観光地はにぎわいそうです。




