倉敷市を拠点に活動する倉敷管弦楽団が、 21日倉敷市民会館で行われる第30回倉敷音楽祭に出演し、プロの落語家と初めて共演します。落語と音楽を融合させた曲を披露し、子どもたちに音楽の楽しさを伝えます。
今回、倉敷管弦楽団と共演する、落語家の桂九雀さんです。披露する演目は、ロシアのプロコフィエフが作曲した「ピーターと狼」。物語に音楽を付けたクラシック曲です。一般的な演奏では、童話のような語り口調のナレーションで展開するのですが、九雀さんは、関西弁の落語口調。身振り手振りを使って滑稽に表現します。今回、語り部に落語家を抜擢したのは、子どもたちでも面白く親しみやすいようにするためだそうです。このナレーションに合わせて、管弦楽団が登場人物や動物の様子を音で表現します。少年ピーターは弦楽器が、小鳥はフルート、そして狼はホルン。ピーターが、小鳥と一緒に狼を捕まえる物語に臨場感を加えます。そして、落語だけに、ストーリーの最後は、オチが付いて終わるそうです。どんな結末なのかは、本番までのお楽しみ、とのことです。なお、今回の演奏会では、倉敷市内の小・中学生を無料で招待します。詳しくは、アルスくらしきチケットセンター(086・434・0010)までお問い合わせください




