春の火災予防運動にあわせて、玉野市の高齢者が利用する施設で、消防訓練が行われました。
訓練は、玉野市東高崎にあるサービス付き高齢者向け住宅「ハーヴィスヒルズ」の2階から出火したという想定で行われました。火災を発見した施設の職員が初期消火の動作を確認した後、施設に入居する高齢者を避難誘導しました。この建物は3階建てで、歩くのが難しい高齢者は、車椅子を使って安全な場所に避難しました。続いて、35m級のはしご車など、消防車両が駆けつけ、救助・消火作業にあたりました。煙が充満している建物の中に逃げ遅れた人がいるという想定で、消防隊員が呼吸器具をつけて、潜入します。そして、はしご車を使って、2階のベランダに取り残された人を救助しました。玉野市内で老人ホームなど高齢者が利用する施設での火災はこれまでにありませんが、玉野市消防署では、春の火災予防運動にあわせて毎年施設を変えて訓練を行っています。また訓練終了後、施設の職員が、消火作業を体験し、防火意識を高めていました。




