桃の栽培農家では、ちょうど今の時期おいしい桃作りのための作業に追われています。
桃の木の枝には、小さな花の蕾と葉っぱの芽が出ています。この時期、桃の栽培農家では、余分な蕾を落とす摘蕾という作業を行っています。摘蕾は、優良な花を残して質が高く、おいしい桃を実らせるための重要な作業です。総社もも生産組合では、研修生や新しく農業を始めた人への勉強会も兼ねてこの摘蕾作業を念入りに行っています。手作業による摘蕾は、3月末まで続きます。ちなみに、一本の桃の木に1万5千個から2万個の蕾がつきますが、そのうちの1割を残しあとの9割の蕾を落としてしまいます。最終的には、1本の桃の木から800個から1千個の桃を収穫するそうです。




