認知症について正しく理解してもらうための講演会が倉敷市の専門学校で開かれました。
この講演会は、NPO法人岡山県認知症高齢者グループホーム協会が高齢者施設の従業員などに認知症について知ってもらおうと毎年開いているものです。講師を務めたのは倉敷平成病院認知症疾患医療センターの湧谷 陽介センター長です。今回はより広く、一般市民にも参加を呼びかけ、約60人が講演を聴きました。湧谷さんは講演の中で、認知症の人が求めているのは心地よさや愛着、その人らしさを認めることだと解説。また、認知症の人に対するより良いサポートのために、病気の状態・不自由さ・その人自身について知ることが重要であると訴えました。参加者は湧谷さんの話に熱心に耳を傾けていました。なお、講演会の会場となった倉敷リハビリテーション学院では、今後、リハビリテーションに関するセミナーも開催する予定です。




