3月1日は、岡山県内の多くの高校で卒業式が行われます。それを前に、今年定年で教師生活を終える玉野高校の先生へ、生徒たちがサプライズ卒業式を企画しました。
県立玉野高校3年2組の三宅泰生先生。玉野高校のOBで、11年前、母校に赴任しました。そして今年度60歳を迎え、3月末で定年退職します。この日は卒業式の予行演習を終え、3年生166人が最後の学年集会を行いました。先生一人ひとりが生徒に言葉を贈ります。そして、三宅先生が語りかけようとしたその瞬間・・・。卒業式さながらに、手作りした三宅先生の卒業証書を、生徒代表が手渡しました。そして、還暦祝いの赤いちゃんちゃんこ、ならぬ真っ赤なダウンベストを贈り、 長年の労をねぎらいました。これを受け三宅先生は、卒業生166人にメッセージを贈りました。「20年後どんな自分になっているのか、それを目標にがんばっていきましょう」最後に、3年生の先生たちが一緒になって、かつての卒業式の定番ソング「乾杯」を熱唱しました。卒業証書とともに贈られた、3年生166人からのメッセージ。生徒たちの感謝の言葉を胸に、三宅先生は、2度目の卒業式に臨みます。




