移住定住の促進や人口減少対策に関連して、玉野市の黒田晋市長は、市立玉野商業高校に工業系学科を新たに設置する意向を示しました。
玉野商業高校への工業系学科の新設は、三井造船をはじめ地元企業の若手人材の不足や、少子化にともなう高校間競争の加速にともなう生き残り策として検討するものです。新しい学科は、地元企業の即戦力として活躍できる人材を育てるため、造船・機械系を想定しています。現在の玉野商業高校には、工業系の実技教育設備はありませんが、三井造船などが管理する実習研修施設を活用することで初期投資を抑えるほか、新年度に創設される企業版ふるさと納税を活用して、財源を確保する構想もあります。また黒田市長は、学校名を変更することについて、慎重な姿勢を示しています。なお、今後プロジェクトチームを組んで本格的に議論を進め、実現の可能性を含めた検討に入るということです。




