倉敷美観地区とその周辺の建築物について学ぶ大原美術館のワークショップが、6日、開かれました。
最終回となったこの日のワークショップは、「倉敷を歩く、町家をいかした街づくり」をテーマに、美観地区とその周辺の建築物をおよそ2時間かけて見て歩きました。講師に、古民家の再生などに取り組んでいる倉敷市の建築家・楢村徹さんを招き、大原家や旧大橋家、井上家など、江戸時代から続く古い家屋の歴史などを学んだほか、古い町家を改装して再生した例や、過去と現代が調和する倉敷の町並みの特徴などを学びました。倉敷市を中心に40人余りが参加し、「普段何気なく歩いていた町並みにたくさんの発見があった」などと感想をもらしていました。このワークショップは、倉敷の建築をテーマに大原美術館が主催して3回シリーズで開いたもので、延べ100人余りが参加しました。主催した大原美術館の担当者は、「建築をテーマにしたワークショップは今回初めての試みでしたが、参加者の関心も高く、今後も機会があれば企画していきたい」と話していました。




