終戦から70年の節目の年を記念して広島・長崎で被爆した樹木の植樹などを行う「平和のつどい」が10月31日に倉敷市の水島緑地福田公園で行われました。
被爆樹木は、被爆して焼け焦げた木が再び芽吹いた苗木で広島で被爆したアオギリと長崎で被爆したクスノキの2本です。式典では倉敷市被爆者会の影広能彦会長や市内の小学生らが丁寧に木を植えました。また、平和を願って作詞作曲された「平和の鐘を鳴らそう」の合唱が行われ水島少年少女合唱団のメンバーたちが歌声を響かせました。
式典のあとはライフパーク倉敷に場所を替え沖縄大空襲を経験した糸数武さんの話を聞きました。糸数さんは空襲による犠牲者の無残な姿は今も脳裏に焼き付いていると話し、「二度と戦争を起こしてはならない」と強く訴えました。会場を訪れたおよそ200人の聴衆は悲惨な戦争体験談に静かに聞き入っていました。




