倉敷市の社会教育委員会は5日、学校運営に積極的に関わる地域のボランティアの活動を視察するため、倉敷東小学校を訪問しました。
倉敷東小学校は、学校を支援する地域ボランティアの充実を図るため、国が平成20年から実施している「学校支援地域本部事業」の指定校になっています。教職員や地域住民たちでつくる学校支援地域本部を通じて、地元住民が授業などを手助けしています。この日は倉敷市の吉田雄平教育長などおよそ20人が訪問しました。「倉敷東学区学校支援地域本部」のメンバーが、図書室で本の整理や、理科室での授業の実験をサポートする様子などを視察しました。視察を終えた後、「学校地域支援本部」について意見交換が行われました。「地元の宝である子どもの支援を通じ、地域の教育力が高まるのではないか」と成果を強調する意見や、「少子化が進む地域と子どもが多い都市部では、制度の運用を柔軟に変えたほうが良いのでは」といった指摘もありました。倉敷市社会教育委員は今回のような視察を今後も重ねていき、学校地域支援本部のより良い形態や、ボランティアスタッフの持ち味をどのように活かしていくかを検討するということです。




