岡山県指定の伝統工芸品「倉敷張り子」の工房で、来年の干支・申(さる)をかたどった張り子づくりが行われています。
倉敷張り子を手がける生水洋次さんの工房では、夏から干支の張り子作りを進めていて、今がピークを迎えています。和紙を丁寧に重ねて形作った張り子に、絵の具や墨を使って模様を描きます。来年の干支・申の張り子は、幅5cm、高さ10cm。ちゃんちゃんこを着て座っているサルは、顔を小さめに描いて、可愛らしさを出しているのが特徴です。干支の張り子づくりは昭和36年ごろから始まり、この時期の風物詩となりました。今年は500個を作る予定で、年の瀬が近づくにつれ、県外からの注文が増えているそうです。干支の張り子づくりは、年末まで続きます。




