倉敷市は温暖化対策について考えるくらしき省エネセミナーを開催しました。
セミナーは地球温暖化対策について、市民・企業・行政が向き合って考えていこうと平成24年から年に1度開催され、今回で4回目となりました。会場には市内の中小企業からおよそ30人が集まり、専門家による講演を聞きました。島根大学で環境経済学について研究に取り組んでいる上園昌武教授は、地球全体の気温上昇によって気候変動による水不足、食糧不足を招くというリスクがあることを説明しました。温暖化対策に取り組んだ場合は、2100年には1・5度程度、取り組まなかった場合は4・7度程度、気温上昇が予想されることを前置きしたうえで、石油化学エネルギーから太陽光などの自然エネルギーへシフトをすることやエネルギー消費量を削減していくことなど、世界全体で取り組んでいかなければ、より大きな経済的な損失が発生することを強調していました。出席者は企業での環境活動に反映させるため、真剣に話を聞いていました。




