倉敷ゆかりの陶芸作家グループ倉敷陶友会の作品展が倉敷市立美術館で開催されています。
倉敷陶友会は、倉敷市を拠点に活動、もしくは、倉敷にゆかりのある陶芸家の集まりです。1985年から会員同士の親睦と交流、技術の向上を目的に年に一度、作品展を開いています。会場には、羽島焼や天神窯、酒津兜山窯など、倉敷近隣を代表する陶芸家20人が110点を展示しています。作品は、用の美に富んだ民芸の流れを汲んだものからデザインや技巧を追求した斬新なアイディアを取り入れた前衛までさまざまです。酒津焼の岡本研作さんは、「鉄釉」の釉薬を使った茶碗や鉢を出品しました。焼き方や薬の配合で風合いが変わってくるそうです。また、岡島光則さんはカラフルな花器を展示しました。今回は、顔料で色づけし、瀬戸内の山並みや島並みをイメージした作品に仕上げています。第29回倉敷陶友会の作品展は、23日(月)まで倉敷市中央の倉敷市立美術館で開催されています。




