秋の火災予防運動に合わせ倉敷消防署は、倉敷市保健所と消防団葦高分団と合同で消防訓練を行いました。
訓練は、まず、大規模地震が発生し、倉敷市保健所に駐車していたタンクローリー車から火災が発生したとの想定で始まりました。保健所職員は、119番通報ののち訓練用消火器で直ちに初期消火を試み、また、地元消防団の葦高分団から消防ポンプ車が駆けつけ、放水訓練を行いました。続いて、保健所の親水池広場で開かれていた「催しもの」会場で何者かが、無色透明の液体をまき散らし負傷者が多数発生したといういわゆる化学テロ災害を想定した訓練が行われました。化学防護服を着装した消防隊員による意識のない負傷者の救護搬送訓練をはじめ、除染テント内で汚染物質を洗い流すなどの除染訓練も本番さながらに繰り広げられました。さらに、多くの負傷者を重症度と緊急性によって分別するトリアージ訓練なども行われました。
【インタビュー】倉敷消防署・三宅和孝署長
今回の合同訓練には、倉敷消防署、倉敷市保健所消防団葦高分団から約60人が参加し、関係機関の連携強化と危機管理への対処法の在り方を再確認しました。




