倉敷市中島にある真言宗のお寺・実際寺で地元の人が彫った仏像や三島中洲の書の展示が行われています。
実際寺の一室には、倉敷市出身の仏像彫刻師・大橋 渉さんが指導をしている「実際寺仏像彫刻会」のメンバーが彫った仏像35点が並んでいます。また、「郷土を学ぶ会」が、地元出身の漢学者・三島中洲の書や屏風など、約20点を展示しています。展示会は毎年、2つの会が中島で秋祭りが行われる時期に合わせて開いています。仏像は、彫刻会のメンバー10人が、今年制作した作品です。今年は、実際寺再興400年祭が行われた時に使われた塔婆に彫られた阿弥陀如来が注目を集めています。
【インタビュー】▽実際寺 藤井 弘範 住職
展示会は、地元の偉人である三島中洲について広く知ってもらおうと、中洲の生誕地や母親について彫られた石碑の拓本なども展示されています。この展示会は、11月3日まで開かれています。




